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2009年3月 7日 (土)

満州路を行く 7 ~ハルビン~

 長春から鉄道で3時間、ハルビン駅に到着した。1909年10月26日、我が国の初代内閣総理大臣伊藤博文公が朝鮮人テロリスト安重根に暗殺された、その場所である。日本人にとってまことに因縁深い場所からハルビンの散策は始まった。

 ハルビンの冬は寒い。外は-30℃の世界で、一時間置きに喫茶店に逃げ込まないと散策が続けられないくらいの寒さであった(笑)。そんなハルビンであるが、この時期ならではの楽しみが一つある。氷雪まつりだ。この時期になるとハルビンの中心を流れる松花江は完全に凍りつき、あたり一面雪と氷の世界となる。その雪と氷を使って町のあちこちに氷像や雪像が作られているのである。氷雪まつりはこの時期のハルビンの楽しみであり、世界中から多くの観光客を集める祭典となっている。

 そんなハルビンで私がまず足を運んだのは兆麟公園だった。ここは氷像が中心となっている。今年のテーマはディズニーである。オランダやスコットランドから集結した専門の技師が総力を結集して作った2000点を超える彫刻が展示されていた。展示されていたのはミッキーマウスやプーさん、アラジンやトイストーリーなどと言ったお馴染みの作品ばかり。男一人で歩き回っているのが寂しい限りではあるが、十分に堪能させてもらった(苦笑)。

 続いて訪れたのは太陽島公園。松花江の河岸からロープウェイに乗り、川を渡ると太陽島に行くことができる。この太陽島の中心にあるのが太陽島公園である。こちらは雪像が中心。ちょうど札幌の雪まつりのような具合で、アニメのキャラクターや芸術的な作品の数々が並んでいた。どちらの公園も技師たちが魂をこめて作った作品で、存分に楽しませてもらった。

 一通り散策したあと、ソフィスカヤ聖堂に行った。ハルビンは19世紀以来ロシアの影響が強い都市である。現在も多くのロシア人たちが暮らしている。そんな町の象徴でもあり、随一の観光名所がこのソフィスカヤ聖堂である。ロシア正教の教会で、たまねぎ型の屋根が特徴の欧風建築物であった。

 ロシアの影響が色濃く残る「東方のパリ」ハルビン。氷と雪の都を堪能した。

つづく
写真はこちらから→http://blog.livedoor.jp/genki_eguchi/

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